HIP HOP苦手~と言う人はだいぶ減った。
これはアーティストの努力の賜物でもあるし、深く音楽シーンに根付いた結果だと思う。
しかし、ラップが苦手、、HIP HOPが苦手と言う人がいるのも事実。
ラップがなくてもHIP HOPはある。
それがinstrumental HIP HOP
つまりラップの乗っからないHIP HOP である。これはBGMとして重宝される。普段の生活よ勉強やドライブなどのBGMはもちろん店内のBGMにも重宝される。
歌詞が過激なラップだと店内のBGMに適さない場合もあるが、ラップがなければカフェ、美容室、飲食店などのBGMにもなる。
今回は特にJazzに焦点を当てて日本人のJazz HIP HOP beatmakerを紹介していこう。
Jazz HIP HOPにもinstrumentalもあるしRapがノル場合もある。Jazzの要素を取り入れたHIP HOP をJazz HIP HOPと定義しておこう。
★★nujabes
Nujabesとしての音楽活動は、1995年に渋谷区宇田川町のGuinness Records を開店したことが始まり。
なんとまだ学生で21歳の時だった。
ヌジャベスの凄さは言わずもがなだ。世界中から注目されていた。
彼の死後もファンは増え続けているし世界中から尊敬されている。
「Luv(sic)」シリーズでのShing02など、多くのヒップホップMCとのコラボレーションが活動の中に見られた。
渡辺信一郎監督からのラブコールを受け、アニメ『サムライチャンプルー』に数トラックを提供した。
2010年2月26日深夜、東京都港区で起きた交通事故で逝去、享年36
★★DJ Deckstream
別名 Monorisick
1977年3月25日山形県酒田市で生まれた。
ジャンルはR&B、ヒップホップ。
ヌジャベスと並んで評価されていたのがデックストリームだ。
レーベルはHydeOut Productions
Monorisickとしてインディーズレーベル”HydeOut Productions”で活動した後、DJ Deckstream名義で数多くのリミックス、プロデュース、m-flo関連作品を手掛けていた。
2015年8月27日早朝、交通事故のため死去
★★VOLTA MASTERS
DJ ICHIKAWAによるソロユニット、ドラクエやジブリ、坂本龍一などの大ネタを斬新にアレンジし話題となった。世界中からコラボレートしているので知名度は高い!
カバーだけでなくオリジナル楽曲も音楽性が高くHIP HOPファンのみならず多くのファンがいる。
★★acro jazz labolatories
Cradle Orchestra / INHERITでの活動を経て、今やHIP HOPシーン随一の知名度を誇るターンテーブリストのDJ-CHIKAと、孤高の鍵盤職人HIROKI MIZUKAMIによるユニット、Acro Jazz Laboratories
美しいメロディーが冴え渡る!!
★★re:plus
re:plus(リプラス)は、静岡県沼津市出身のHiroaki Watanabe によるヒップホップソロユニット。
2009年に「IN YA MELLOW TONE 3」収録のデビュー曲「Everlasting Truth」で、iTunesヒップホップ・チャート1位を獲得。
アジアでも活動しており、韓国では「Time Goes By」が、海外勢トラック・チャートの1 位を獲得。
中国では上海、北京でライブ活動をしており、現地メディアからは『日本JAZZ HIP-HOP之王』と評されるほどだ。
★★DJ okawari
静岡を拠点に活動するトラックメイカー/DJ
「音楽と日常の共存」をテーマに掲げ、生活していく中で感じた事を音で表現する。
「DJ OKAWARI」という名前は、常に満足することなく、常に新しいものを模索し、
常に挑戦し続けるところに由来する。
これまでに、自身のアルバム以外にも国内外の数多くの作品に参加。HIPHOPを軸とした温かく柔らかなトラックは、日本のみならず世界中から支持を得る。
★★shin ski (シンスキー)
兵庫県尼崎市出身のトラックメイカーだ。
ShinSight Trio(シンサイト・トリオ)のメンバーでもある。シンサイト・トリオは、日本人二人とアメリカ人MCの3人組ヒップホップ・ユニット。国境を越えたヒップホップ・トリオ。
シンスキーは1995年に渡米し本場の音楽に刺激を受け制作を開始。
メンバーのInsightとは渡米中に知り合う。 深みあるビートは世界からも注目されている。
ヒップホップ・フィールドに止まらず活動を広げる
★★michita
道田敏[みちたさとし]は 北海道帯広市出身のビートメーカー。
1988年にDJを始め、ClubでのDJで経験を積んだ。06年より楽曲制作を本格化。
07年にLibyus Musicのレーベル・コンピレーションアルバム『Listening is Believing vol.2』に参加。その参加曲のが話題となり、その後様々な作品をドロップ!多くのラッパーにも曲を提供した。
ソウル・ジャズ・ファンクなどのブラックミュージックを基調とし、哀愁漂うメロディーとフィジカルなビートでヒップホップ系のリスナーだけでなく、ラウンジ系やカフェミュージックなどのリスニング志向のミュージシャンからも高い評価を得ている。
★★sAr
生演奏トラックメーカーとしても知られるsAr。
14歳からギターを始めインスト曲の作曲を多々こなす。
ピアノ・ギター・DAWを全て1人でこなし、インスト作曲のスキルを武器に、哀愁漂うピアノソロ曲からアップテンポで馴染みやすいギター曲まで、様々な楽曲を創作している。
DJは一切行わずにピアノとギターを使った
「常に生演奏」というスタイルが非常に印象的で刺激的な彼のライブは、宇都宮を
中心に話題を呼び、僅か数年で人気を呼ぶ存在となった。
★★西原 健一郎
Kenichiro Nishihara
東京文京区出身で1978年生まれのビートメーカー。
アンプライベート株式会社代表でもある。
1996年よりファッションを中心に幅広い分野の音楽で選曲・作曲・プロデュースを手掛け、自身のアルバム『Humming Jazz』、『LIFE』と続き、2012年には3rd『Illuminus』を発表。
★★Smooth J
斬新なネタ使いと圧倒的なクウォリティの数々のヴァイナルを世に贈り出し話題となった日本人若手トラックメイカー、JAZZYピアニストでもあるSMOOTH J。
小田和正「言葉にできない」、チャゲアス「SAY YES」、ドリカム「やさしいキスをして」といった王道J-POPから、魔女の宅急便「風の丘」、天空の城ラピュタ「LAPUTA (CASTLE IN THE SKY)」といった誰もが知っているジブリ・クラシックまでを、スムース&ジャジーな質感にて見事カヴァー
カバーアーティストは酷評されがちだが独自の世界観がある。
★★tsunenori
北九州在住、Hip Hopからクラシックまでの様々な音楽的素養をベースにピアノ、ギターを操る気鋭の作曲家 兼 トラックメイカー tsunenori。
日本美に包まれたジャパニーズ・オーガニック・サウンドが特徴的で 風流優雅などの言葉がよく似合う。
ピアノやフルート、ヴァイオリンなどの美しい音色と旋律、絶妙なバランスは評価が高い。
★★DJ Whitesmith
アメリカ在住の日本人 トラックメイカーである。
ピアノを中心にした美しいメロディとブレイクビーツで独特の世界観を構築するトラックメイカー。壮大かつ哀愁漂う曲が特徴。
2008年頃コンピレーションアルバムに立て続けに参加し、知名度を高めた。
2011年4月6日にはソロ1stアルバム『We All Victims』が発売され、Shing02や、なのるなもない(降神)との共演も行うなど、鮮烈なデビューを果たした。今後も期待できる。
★★Ficus
Hydeout Productionsが かつて店舗展開していたフラッグストア“Tribe”でバイヤーを務めていたyohei nishijima。その企画で生まれたビートメーカー集団が『Ficus』。
FicusはKIC、HISANOVA、Cloud Ni9e、Sissorscut、Younger Cedric、Radtrace、Moqjinらで構成され多角的、複合型ビートメイカー集団で各々のレベルが異常に高い!!
Ficusのアルバム『Black Foliage』は、多くのビートメーカーが集まっただけあり、独自の世界観が溢れ出る珠玉のビート集。
★★Cloud NI9E(クラウドナイン
ポスト nujabes” を受け継ぐ、日本発のビートメイカー
「hydeout productions」よりデビューし話題を呼んだ複合型ビートメイカー集団 “Ficus” の一員、
Prefuse73 のビート感覚と、nujabes 以降の流麗なサウンドが融合したかのような中毒性の強いビートメイキング!
★★Nomak
ピズモとShing02の合作 「Velodrome」のリミックスで彗星のごとく現れ、坂本龍一とShing02の六ヶ所村の原発廃止運動への提供曲「Rokkasho」のremixや、Zion Iのremix等、リリースする作品全てが大ヒットを記録した。
日本が世界に誇る作曲家、坂本龍一や 久石譲を彷彿させる 独特のメロディアスな要素が満載
★★Tajima Hal
Jazz HIP HOP縛りではないが、素晴らしいビートメーカーである。
★★Kazumi kaneda
ロンドンを拠点に置くレーベル、HardJazz7からアルバムをリリースした日本人。
ピアニスト/プロデューサー/コンポーザーでもあるKazumi Kaned。
ジャズを取り入れたヒップホップと、ヒップホップに歩み寄ったジャズの両視点から楽曲を制作する。
流麗です。
★★Dryad
Nujabes ーらNomarkに次ぐとも言われているビートメーカー。
2010年、introducing!より発表になった2枚のコンピレーション『INTRODCING MELLOW』、『BEATS+PIECES』に収録され注目が高まる。2011年にはソロ・デビューも予定される才能ある新鋭。日本を感じさせる美麗かつ荘厳なサウンド、研ぎ澄まされたビート、和を感じさす独特なウワ物を駆使したコンビネーションは一級品。
★★Lems
和のInstrumental Hip Hopの先駆者であり、独自の路線を築き上げてきたHip Hop版「久石譲」とも呼ばれる
★★Float 11
2007年、Little West名義のEP『Mugen Eternal』でデビュー。コンピレーションCD『Beautiful Field』にも同曲のリミックスが収録され、翌年には1stアルバム『Into the Little World』をリリース。Float 11名義はアコースティックギたーやピアノ等の生音を基調としたギター・サウンドが特徴的。2009年には1stフルアルバム『Moment』をリリース。
★★CaseK
岡山県出身・在住のトラックメーカー。2000年からバンド活動を開始。2004年にはDTMと出会いトラック製作をスタートし、現在に至る。
★★Sha-Man Beats
幼少期からクラシックピアノに触れ、数々のコンクールに参加し、キャリアを積む。その後、トラックメーキングに目覚め、エレクトロニカやヒップホップを基調としつつ、朗読を思わせるような日常を切り取ったようなサウンドが特徴。2008年にはコンピレーション『Jacob’s Ladder』に参加。
★★Kousei
石川県出身のトラックメーカー。自主制作CDのリリースと共にMIX CDも3枚リリースしている。
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まだまだ日本には凄まじい才能を持ったビートメーカーが多く存在する。
今回はJazz HIP HOP の日本人ビートメーカーに焦点を当てたがJazzもロックも全てをサンプリングしてビートメークする職人は非常に多い!
ビートメーカーが注目せれるパターンとしてはコンピレーション作品に参加し楽曲提供などを通じて次第に知名度が広がっていくようだ。
ビートメーカーならばラッパーのように喋らなくても良い。はずかしがり屋でもできる表現でもある。
興味があるならば始めてみるのもよいだろう。