MCとしての定義2
ヒップホップにおいてMCとは通常、ラッパーをさす。
もしくはラップはできないがイベントの司会やDJの煽りなどを行う人もMCと呼ぶ場合がある。
マイクロフォンコントローラーと呼ぶ場合もあるし、マイクチェッカー、マスターオブセレモニー(これが一般的な意味かな)の略語と言われている。
様々なMCの定義とは?
簡単に言うと「マイクを持って話す、場を盛り上げる」のがMCだと思う。
MCとして必要なものとは何か?
極端な話しマイクがあれば誰しもMCになれる。
司会進行、演説、プレゼン、説明、講演などをすればマイクロフォンコントローラーではないか?
しかしヒップホップにおいてのMCはそんなにハードルの低いものでもない。
ラッパーにも様々な種類がある。
日々、自らリリックを書き溜めてラップでライブで思いをぶつけるラッパー。
日々、自らリリックを書き溜め、曲をひたすら製作するラッパー。
あまりリリックは書かないがフリースタイル(即興)でラップをするラッパー。
日々リリックも書き曲も作り、即興でもラップができライブもするラッパー。
人が書いたリリックを指導してもらいながらラップをするラッパー。
などなど。
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人が書いたリリックでラップをしているラッパーはラッパーではなく、ボーカリストだと呼んだ方がよい。
それでラッパーを名乗るなら研鑽を重ねているラッパーにあまりにも失礼だからだ。
フリースタイルができないラッパーは実は多い、練習不足や「諦め」の気持ちや「苦手意識」の強いラッパーはフリースタイルが苦手だ。
そして失敗を恥ずかしがる恥ずかしがり屋はフリースタイルに向いてないかもしれない。
しかし、やろうとする意識があればラッパーだ。フリースタイルができないラッパーはボーカリストという厳しいB-BOYもいるが、ラッパーは自分の言葉でリリックを書き工夫している。そしてフリースタイルの意義を理解して、少しでも練習をしているのはラッパーだ。
人に書いてもらってラップをしている人はボーカリスト。
そこがボーカリストとラッパーの違い。
ラッパー=MCという事ではないが、MC=ラッパーという事もない。
ではラッパーとMCの違いとは?
MCは本来司会の意味でもある。
つまりMCはラッパーでありながらイベントの司会もこなしDJのサイドキックもこなせる。
かつパーティーラップだけじゃなく、様々なテーマのラップができるラッパーをMCと呼ぶのが相応しいのかもしれない。
全てのラッパーは司会はできないので司会のできないラッパーはMCとは呼ばなくて良いだろう。そしてパーティーラップやギャングスタラップしか書けないラッパーはラッパー
様々な場面で機転が利くラッパーがMC
知識や情報量、常識を持ち合わせないとMCにはなれない
それ以外にも
MC
としての定義はありそうだ。